パワーリハビリテーション


医療法人 田中外科 通所リハビリテーションのパワーリハ

■パワーリハビリテーションとは?

パワーリハビリテーションは、ただ単に筋肉をきたえるトレーニングではありません。 高齢者の動作能力の低下は筋力低下だけでなく普段の生活で使わなくなった神経やバランス感覚の低下が大きいと言われています。パワーリハビリはマシントレーニングを用い筋肉や神経をバランス良く働かす事で低下した動作能力を回復する事を目的とします。
具体的には高齢者、障害者に対応したマシントレーニング機器6機種を使用し、あくまでも軽いおもりからはじめるので、高齢者にもやさしくて簡単です。一機種10回3セットのマシンを使ったトレーニングで驚くほど体が動くようになってきます。
使用トレーニングマシンは見た目はスポーツジムのものと変わりませんが、おもりが最小2.5kgから細かく設定され乗り降りしやすい形となっているますので高齢者の方でも安心して行えます。無酸素運動(息を止めながらする運動)で重たいおもりを使う高負荷の筋肉トレーニングとは違い息をしながらの有酸素運動であくまでも楽である軽いおもりを使う低負荷のトレーニングなので心負荷も少なく安全に行えます。

■パワーリハビリテーションで使用するマシン

当院ではドイツ・プロクソメッド社製の「コンパス」というシリーズを使用しております。もともと医療用機械として開発されたものです。
このマシンの特徴を簡単に述べますと...

安全である
  • 運動の可動域を制限できる。
  • 高齢者用に設計されているのでシートなどの高さが調節でき、正しい運動のポジションがとりやすいので高齢者でも乗り降りしやすい。
  • 介助者が介助しやすい。
重錘式(おもり式)である
  • 油圧式と比べ最小負荷(抵抗)が小さい。また、力を出していることや力が強くなっていくことを、利用者本人、スタッフ双方が目で見て確認できる。
  • 負荷(抵抗)を微増減できる
ホリゾンタルレッグプレス
足・ひざ・股の筋肉を動かす運動
立ちやすく、座りやすくする
立位を保ちやすくし、歩きやすくする

レッグエクステンション・フレクション  

エクステンション(伸展):膝関節をのばす運動
膝関節のコンディションをよくして、動作を安定させる
膝関節をのばす筋力を強くする
フレクション(屈曲):膝関節を曲げる運動
膝関節のコンディションをよくして、動作を安定させる

ヒップアブダクション・アダクション

アブダクション(外転):股関節をひらく運動
骨盤や歩行を安定させる
またぎ動作を楽にする
アダクション(内転):股関節を閉じる運動
骨盤や座位を安定させる
排せつ動作を楽にする

チェストプレス

肩、ひじの関節を動かす運動
身体を支えたり、起こしたりする動作の改善

ローイング

肩甲骨・胸・ひじの関節を動かす運動
姿勢をよくして体幹を安定させる
円背を改善する
肩甲骨の動きをよくする

トーソエクステンション・フレクション

エクステンション(伸展):脊柱を伸ばす、股関節をひらく運動
姿勢や立ち上がり動作をよくする
フレクション(屈曲):脊柱を曲げる、股関節を曲げる運動
立ち上がり動作や座り込み動作をよくする

■実際のパワーリハビリを用いたプログラム

STEP1 身体、体調のチェック 一人一人の利用者様のその日の身体・体調の状態を考慮し、ケアスタッフが利用者様一人一人の心身の状況を把握し、その日のトレーニングの是非の判定、最適の目標とプログラムを設定します。
STEP2 準備体操・ストレッチ パワーリハビリテーションを実施する前に、入念な準備体操とストレッチを実施します。全身を十分にほぐしてから運動を始めることで怪我の予防になります。
STEP3 マシントレーニング マシンに向かう時には必ずケアスタッフがついて、一緒に声をかけながら10回ずつ2セット行います。利用者様が無理のない様にプログラムに沿って施行しますので、安心してトレーニングが行えます。
STEP4 整理体操
 
マシントレーニングの後に、十分な整理体操を行う事で、筋肉に残った疲労を軽減します。

■よくある質問

Q. パワーリハビリテーションとは何か?
A.パワーリハビリテーションは筋力トレーニングではない
パワーリハビリテーションとは
→高齢者の活動促進、行動変容のために価値ある有効な結果を生み出すリハ戦略パワーリハの「POWER」には次のような意味があります。
Produce ・・・・・・・ 生み出す
Outcome to ・・・・・ 結果
Worth-While for・・・・ 価値ある
Elder・・・・・・・ ・ 高齢者
Re-activation・・・・・ リハ戦略
Q.高齢者に筋トレなんて危なくないですか?
A.トレーニングマシンは普通のアスレチックジムにあるマシンと外観上変わりなく思えますが、高齢者でも対応できるようおもりの重量は、2.5kgからと小刻みです。デイケアでの使用の目的はあくまでも介護予防、健康増進で筋肉を鍛えるのではなく使わなくなった筋肉、神経を動かすのが目的です。無理のない負荷で筋肉を働かせるのがポイントです。その場合、変形性関節症、骨粗鬆症の方にも無理な負荷は関節や骨にはかかりません。心負荷に対しても入浴する程度の負荷です。

■パワーリハリンク